ホワイトボードの選び方と長期的に使うポイントを徹底解説
オフィスにホワイトボードを購入したいけれど、どんなタイプが良いのかお悩みの担当者の方もいらっしゃるでしょう。
ホワイトボードは、用途や目的、設置場所によってサイズや形状など選ぶ種類もさまざまです。
本記事では、ホワイトボードの選び方、長く使うためのポイントを解説します。
目次
【基礎知識】ホワイトボードとは?
ホワイトボードとは、マーカーで自由に書き込みができる白い板状のボードです。
オフィス用では、会議やプレゼンテーションなどに役立つ定番アイテムです。
マーカーで書いた後は、専用のイレーザー(字消し)で拭くだけで、何度も繰り返し書くことができます。
ホワイトボードが普及する前は、黒板+チョークの使用が一般的でした。
しかし、チョークの粉による健康被害が問題となったことから、余計な粉や消しカスの出ないホワイトボードが現在の主流となっています。
オフィスにホワイトボードを設置するメリット
オフィスにホワイトボードを設置することで、社内業務が効率化できて生産性の向上に繋がるメリットがあります。
会社でミーティングをする場合、ミーティングの進行役が議題を明確に提示するためや、
参加者の意見をまとめて書き込むことなど、話し合いの内容を可視化しながら情報共有することができます。
また、ミーティングの参加者も、ホワイトボードを使って意見交換することで、社員のモチベーションとやる気を引き出す効果が期待できます。
ミーティング時間を有意義に進めるには、文字だけでなく図やグラフをホワイトボードに書いてプレゼンすると議題の論点をまとめやすくなります。
ホワイトボードの種類
オフィス用のホワイトボードには、4つの種類があります。それぞれオフィス環境の用途に合わせて適切なタイプを選びましょう。
種類 | 壁掛けタイプ | 脚付きタイプ |
特徴 | 専用金具で壁に設置する | 脚付きまたはキャスターが付いている |
サイズ | 1,200㎜以上/900㎜程度 | 1,200㎜以上/900㎜程度 |
メリット | オフィススペースを有効活用できる | 設置場所を移動できるので活用範囲が広い |
デメリット | 留め金具で壁に傷が付く | 脚部分で場所を取ってしまう |
種類 | シートタイプ | ノートタイプ |
特徴 | シール、磁石、静電気吸着で設置できる | コンパクトサイズで持ち運びできる |
サイズ | サイズは自由にカットして使用できる | A4、B5サイズなど |
メリット | 壁をスクリーンとして活用できる | 外出先でも使える。メモ用に使える |
デメリット | 用途に合わせてタイプを選ぶ必要がある | 大規模、大人数参加の会議には不向き |
種類①壁掛けタイプ
小規模なオフィスや狭いスペースで有効活用できるホワイトボードです。壁面に取り付けるので、オフィス空間を広くデザインすることができます。
小さいサイズであれば、スケジュールやメモ用として、大きなサイズであれば、プロジェクターで映像投影できるスクリーンとしても活用できます。
壁掛けタイプは壁面に穴を開けるため、賃貸オフィスの場合は気になるところですが、小さなサイズであれば両面テープで取り付けることも可能です。
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種類②脚付きタイプ
脚付きタイプは、固定の場所に設置しないので移動式のオフィス設備として利用できます。
脚付きのタイプには2種類、固定型とキャスター付きがあります。
脚付きなので、大きいサイズのボードの重さもしっかり固定できるので、多人数参加型のミーティングやプレゼンなどによく利用されています。
また、会社のイベントで展示用パネルとして使ったり、仕切り壁としても有効活用できます。
種類③シートタイプ
壁掛けや脚付きタイプと大きく違うのは、サイズを自由にカットして使えることです。
小さいサイズであれば、デスク脇の壁でメモ用として利用できます。大きいサイズをオフィスの壁一面に貼るとミーティング用にも活用できます。
種類④ノートタイプ
オフィス外でも使えるノート感覚のホワイトボードです。外出先にバッグに入れて持ち運びができます。オフィス内では、ノートの代わりにペーパーレスなアイテムとして利用できます。
ホワイトボードを選ぶ際に押さえておくこと
オフィス環境に合うホワイトボードの選び方について、押さえておきたいポイントを確認しましょう。
- 設置場所
- サイズ
- 使用目的
- 材質
- 表示内容
項目①設置場所
ホワイトボードは、設置場所に適したタイプを準備しましょう。
設置場所 | 用途 |
共有スペース | 掲示板や連絡などが見やすい利用者が
集まりやすい場所 |
社員食堂 | |
廊下 | |
会議室 | ミーティングや研修などに利用できる場所 |
各部署 | 連絡事項やスケジュール管理が見やすい場所 |
項目②サイズ
ホワイトボードのサイズは、一般的に規格サイズが決まっています。
サイズ | 用途 |
W1800xD20xH900 | 大規模オフィス向け。多人数でのミーティングにも対応できるサイズ |
W1200xD20xH900 | 会議室に良く使われているサイズ。研修、プレゼンに対応できる |
W900xD20xH600 | 部署ごとの掲示板や管理表に適したサイズ |
W600xD20xH450 | 伝言や連絡、メモ書きなどに適したサイズ |
項目③使用目的
オフィスの使用目的に合わせて、ホワイトボードの種類・サイズを検討しましょう。
使用目的 | 種類 | サイズ |
会議用 | 脚付きタイプ | 横幅1,200㎜以上 |
プレゼン・研修 | 脚付きタイプ | 横幅1,200㎜以上 |
壁掛けタイプ | ||
スケジュール管理 | 壁掛けタイプ | 横幅900㎜程度 |
掲示板 | 壁掛けタイプ | 横幅900㎜程度 |
打合せメモ用 | ノートタイプ | A4 サイズ |
賃貸オフィス | シートタイプ | フリーサイズ |
項目④材質
ホワイトボードは、材質によってその耐久性や価格が異なります。
材質 | スチール | ホーロー |
重さ | 軽い | 重い |
耐久性 | 傷がつきやすい | 傷がつきにくい |
反射 | 反射しやすい | 反射しにくい |
消しやすさ | 使用頻度によって消えなくなる | 使用頻度が高くでも消える |
価格 | 安い | 高い |
項目⑤表示内容
ホワイトボードは、あらかじめ用途に合わせてデザインされているものもあります。
例えば、以下のタイプのホワイトボードがあります。
- KY表(危険予知活動表):建設現場の安全管理のために記録する報告表
- 予定表:週間、月間、2ヶ月間などのスケジュールを記す表
- 工程管理:施工管理、商品搬入の進捗状況を把握できる日程表
- タスク管理表:営業マンの出社・帰社時刻の管理ができる表
- 無地:用途に制限なく自由に使えるタイプ
ホワイトボードを長く使うポイント
では、続いて、ホワイトボードを長く使うためのポイントを確認しましょう。
ホワイトボードと一緒に使うイレーザーのお手入れ方法やマーカーで書いた後の対応などに注意して、大切に使うようにしましょう。
- イレーザーをこまめに掃除する
- ボードを書いたままの状態で放置しない
- 傷や汚れがつきにくいホワイトボードを選ぶ
ポイント①イレーザーをこまめに掃除する
イレーザーを汚れたまま使うと、ボードの表面が傷付きやすくなるため、定期的に洗うようにしましょう。インクが付着したイレーザーは、中性洗剤で洗って乾燥させてから使うと、ホワイトボードの消耗を防いで長く使用することができます。
インクが固まって汚れがひどい場合は、歯ブラシで汚れを掃き出すように洗うと落ちやすくなります。
また、イレーザーの種類の中には、汚れたらはがして使えるタイプや、イレーザーの表面を張り替えて使えるタイプなど、簡易的なお手入れで済む商品もあります。
ポイント②ボードを書いたままの状態で放置しない
ホワイトボードに書いたまま放置しておくと、マーカーのインクが定着して落ちにくくなるため注意が必要です。
放置したまま消えにくい状態を繰り返すと、ホワイトボードの表面が黒ずんで汚れて見えるため、オフィス会議やプレゼンで使う際に印象を悪くしてしまいます。
使用後はイレーザーで消すことを習慣づけるように社内で共有ルールを設けるようにしましょう。
ポイント③傷や汚れがつきにくいホワイトボードを選ぶ
ホワイトボードの傷や汚れが気になる場合は、材質をホーロータイプにすると良いでしょう。
ホーロータイプの表面は、鉄板にニッケルメッキやアルミメッキを施して、その上にガラス被膜を塗って高温で焼付けてあるため、耐久性があり硬質で滑らかな仕上げになっています。
同じホワイトボードでも、スチールタイプは傷が付きやすいので、頻繁に使用するオフィス用品としては、丈夫なホーロータイプの方がおすすめです。
ホワイトボードはオフィス用途に合わせて選びましょ う。
ホワイトボードは、オフィスでの情報共有やミーティングなどを円滑に行うために便利なアイテムです。
最適な使い方ができるように、オフィス用にホワイトボードを導入する際は、設置場所や使用目的、サイズや材質などを考えて、オフィスの規模に合わせて壁掛け用または脚付き用から選びましょう。
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