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コラム

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【オフィス移転・デザインのコンセプト】決定の流れや注意点を解説

    オフィスを移転する際に重要な作業が、コンセプトの決定です。

    コンセプトが曖昧なままオフィスを変更すると、軸がぶれて求めていた空間が作れないことがあります。

    しかし、「オフィス移転・デザインにおけるコンセプトとは?」「どのように決めればいいの?」などと疑問に思う方も多いですよね。

    そこで本記事では、オフィス移転・デザインのコンセプトや決め方の流れ、コンセプトを決定するメリット、注意点を解説します。

    オフィス移転・デザインにおける「コンセプト」とは

    「コンセプト」とは、基盤となる考え方、終始ぶれることのない基本的な考え方を意味します。

    オフィス移転・デザインのコンセプトとは、「オフィスで達成したいこと」にあります。

    例えば、「企業の社訓にも掲げている誠実性をあらわしたい」「社員の居心地が良くなる空間にしたい」などがオフィスコンセプトとしてあげられます。

    以下のような考えは、コンセプトを決定する際に役立つ視点です。

    • オフィスの空間で表したいイメージ
    • 社訓や企業理念を体現しているか
    • 社員が働きやすいオフィスかどうか

    家具の導線や部屋のインテリアによって、社員の働き方や企業イメージは大きく変わります。

    部屋のインテリアによって、企業が大切にしている考え方や企業ブランディングを表現できます。

    例えば、幅広い視点で物事を考えることを大切にする企業の場合、フリースペースを設けるのが有効です。フリースペースで物事を考えることで、視点の広がりが期待できます。

    オフィスで何を表現し、社員にどのように働いてほしいのかがテーマ決めの軸になるのです。

    【関連記事】
    働きやすいオフィスレイアウトとは?

    オフィス移転のコンセプトを設定する理由(メリット)

    コンセプトを設定するメリットは、オフィス移転の失敗を防げる点にあります。

    コンセプトは、インテリアデザインやレイアウトの軸になります。

    例えば、「社員の生産性の向上」をコンセプトとして掲げる場合、ゆとりあるスペースの確保と、落ち着いたインテリアのオフィスづくりが求められます。

    一人ひとりの作業スペースを広く確保すれば、作業効率が良くなります。

    生産性の向上にはインテリアデザインも重要です。茶色を基調としたインテリアにすれば落ち着いた雰囲気で作業を進められます。さらに、机の上に緑を置けばリラックス効果も期待できます。

    オフィス設計の際に、軸となるテーマを明らかにすれば、配置する家具やデザインが明確になるのです。

    コンセプトがあれば、目的に合った物件選びとインテリアづくりが可能になり、失敗を防げます。

     

    【関連記事】
    オフィス移転で失敗しない為の事前準備

    オフィス移転のコンセプトを決める際のポイント

    つぎに、コンセプトを決める際のポイントを解説します。

    現状の課題を洗い出し目的を明確に

    まずは、現在使用しているオフィスの問題点を明らかにし、目的を明確にしましょう。

    オフィスを変更する場合、課題や解決したい問題があったため変更を決意することがほとんどでしょう。

    例えば、「社員数が増えてきて作業スペースが手狭になってきたから、広いスペースを確保したい」といった場合は、当然今よりも広い物件に変更する必要があります。

    今使っているオフィスの問題点を明らかにすることで、物件の決定がスムーズに進みます。

     

    【関連記事】
    オフィス移転の理由とは?オフィス移転時は目的も明確に

    コーポレートカラーを決める

    コーポレートカラーを決めることも有効です。コーポレートカラーとは、企業や団体の理念・イメージを体現するカラーのことです。

    インテリアにコーポレートカラーを用いることで、社員の一体感が増し、企業ブランディングにもなります。

    色によってもたらされるイメージには、以下のようなものがあります。

    活力、情熱
    オレンジ ポップ、楽しい、幸福
    リラックス、自然
    誠実、知的
    高級感、信頼

    落ち着いた雰囲気を表現したい場合は青や黒、ポップな印象に仕上げたい場合はオレンジなど、企業イメージに合ったカラーを選択しましょう。

    1つ軸となる色を決めておくことで、インテリアのデザインにもまとまりが出ます。

    コンセプト決定の際には、企業イメージを表すコーポレートカラーを決めましょう。

    社訓や企業方針を考慮する

    コンセプト決定では、社訓や企業方針を考慮することも重要です。

    例えば、クリエイティブな企業の場合、ポップなイメージのインテリアにすることで、社員の想像性の向上が期待できます。

    社訓や企業方針は、インテリアデザインだけでなく、家具や導線の決定にも関わりがあります。

    企業方針として、働き方改革を推進する場合、作業が快適に進むように広いデスクの用意が必要です。

    社員同士のコミュニケーションを大切にする企業の場合は、談笑・リラックススペースを設ければ、社員同士がコミュニケーションをとりやすくもなります。

    社訓や企業理念に沿ったオフィスコンセプトにすれば、企業が理想とする空間が出来上がります。

    コンセプトを決める流れ

    コンセプトを決める際は以下の流れで行ってください。

    1. 現時点での課題や問題点を明らかにする
    2. 課題の解決策を考える
    3. オフィス移転・デザインのコンセプトを決める

    はじめに、現時点で抱える課題や問題点を明らかにしましょう。

    オフィス移転を検討する際には、現状の課題や問題点があるはずです。
    例えば、「企業イメージに合っていない」「社員の作業スペースが狭い」「会議室が使いにくい」などの問題点を洗い出しましょう。

    課題や問題点を明らかにした後で、解決策を考えましょう。

    例えば、作業スペースが手狭な場合は、社員1人あたりにどの程度のスペースが必要なのかを割り出し、必要な敷地面積を計算してください。

    課題や解決策を考えた後は、オフィス移転・デザインのコンセプトを決めましょう。

    オフィス移転・デザインのコンセプトは、「オフィスで達成したいこと」を指します。例えば、「社員が働きやすい空間」「企業イメージである誠実性の体現」などがあげられます。

    コンセプトは、移転やデザイン作成を進める上で重要な軸となります。

    企業イメージに合った空間を作り上げるには、コーポレートカラーをインテリアのメインカラーやアクセントカラーとして用いるのが有効です。

    現状の課題を把握しつつ、テーマ決めを行えば、移転の失敗を防げます。

    オフィスのコンセプトを決める前に行うこと

    これまでの章では、オフィス移転・デメリットのコンセプト概要や、コンセプト決定の流れを解説しました。

    ここからは、オフィスのコンセプトを決める前に行うことを解説します。

    「社内の担当者に一任する」もしくは「プロジェクトチームを作る」

    コンセプト決定の前には、プロジェクトチームを作るか、社内の担当者に一任するかを決定しましょう。

    オフィス移転は社内の一部の担当者に一任するケースが多いですが、おすすめの方法はプロジェクトチームでオフィス移転を行う方法です。社内でプロジェクトチームを作成する際は、さまざまな部署、年齢の社員を集めましょう。

    社内の担当者1人もしくは一部の担当者に移転プロジェクトを任せてしまうと、意見に偏りが生まれます。
    例えば、必要書類の作成などの事務作業を行う社員と、アイデアを出して仕事を進めていく企画担当の社員ではオフィスに求める内容も異なります。
    事務関係の業務が多い社員の場合、落ち着いた空間を求めることが予想されます。一方、ひらめきを重視する企画担当の社員は、ポップで斬新なインテリアを求めることが考えられます。

    一部の社員の意見だけ集めると、すべての社員にとって快適なオフィス環境が作れなくなるのです。

    多くの社員にとって理想的なオフィスにするためには、幅広い意見をバランスよく取り入れることが重要です。

    時間に余裕のある場合は、プロジェクトチームの立ち上げを検討してください。

    外部の業者も取り入れるか検討する

    オフィスコンセプトを決める前に、外部の業者を取り入れるかどうかも重要な点です。

    外部の業者とは、オフィス移転サポート会社・オフィスデザイン会社を指します。

    多くのオフィス移転サポート会社・オフィスデザイン会社は、コンセプト・インテリア決定、物件探し、内装工事、退去作業まですべておこなってくれます。

    オフィス移転を業者に依頼するメリット

    オフィス移転を業者に依頼するメリットは、理想的なオフィスが作りやすくなる点にあります。

    オフィス移転サポート会社・オフィスデザイン会社は、オフィスを作り上げるプロなので、依頼すればイメージ通りの空間ができる可能性が高まります。

    課題のリストアップ、コンセプト決定、不動産の選定など、オフィスを変える際には決定事項が多くあります。
    オフィス移転に関わった経験のない社員が担当する場合、プロジェクトをうまく進められないことも予想されます。オフィス移転には、多くの時間や資金が必要なので、失敗は避けたいですよね。

    専門の業者に依頼すれば、失敗の可能性を減らせます。プロへの依頼で作業がスムーズに進み、結果としてコストパフォーマンスが良くなるケースも多いです。

    資金に余裕がある場合、すべてを一任できる外部業者への依頼も検討してみてください。

     

    【関連記事】
    オフィス移転を業者に依頼するメリット!選び方のポイントや注意点

    オフィスデザイン決定時の注意点

    オフィスデザインの決定時は、以下の2点に注意しましょう。

    • 家具のサイズを測定する
    • 導線を考える

    1点目の注意点は、家具のサイズ測定を行うことです。家具のサイズは、意外と見落としやすい点になります。デザインやイメージだけで家具を選ぶと、実際に置いた際にイメージとは異なる空間ができる可能性があります。
    家具の決定はイメージだけで決めずに、実際に置くスペースや家具自体のサイズを測って決めましょう。

    2点目の注意点は、導線を考えることです。社員の生産性をあげるために、オフィスの導線は重要です。

    経路が直線で動きやすいかどうか、コピー機のまわりなど人が集まりやすい場所には十分なスペースがあるかなどに注意しましょう。
    現状の家具配置で、使いにくい導線部分を洗い出して改善することも重要です。

     

    【関連記事】
    オフィスチェアの選び方
    オフィスデスクの選び方

    コンセプトを常に意識して移転を計画しよう

    そこで本記事では、オフィス移転・デザインにおけるコンセプトや決め方の流れ、コンセプトを決定するメリット、注意点を解説しました。

    オフィスを変更する際、コンセプトの明確化は重要です。

    「社員が働きやすい作業スペースの実現」「企業のブランディングに合った空間を作る」などオフィスコンセプトは企業によってさまざまです。

    企業理念や社訓に沿ったオフィスコンセプトを設定すれば、軸のブレも防げます。

    オフィス移転の際は、プロジェクトを成功させるためにも、コンセプトは明確に決めておきましょう。

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