オフィス照明の選び方!種類や特徴、抑えるポイントを解説
目次
オフィスの雰囲気を決める照明
働きやすさに関わるオフィス照明
オフィスに一歩足を踏み入れたとき、また業務をおこなっているとき「なんだか部屋がどんよりして見える」「照明が強すぎて目が疲れる」「手元が暗い」など視覚的な違和感を覚えることがあります。これはオフィスの照明に問題があるのです。オフィスの照明の明るさや色合いはそこで働く人たちに大きな影響を与えており、集中力や業務の効率に関わってきます。では照明についてさらにチェックしてみましょう。
オフィスに必要な照度
オフィスに最適な照度はJIS(日本工業規格)によりあらかじめ決められています。照明基準総則によると、事務所でも作業内容により基準となる照度には違いがあります。
- 事務所でもキーボード操作,計算、設計、事務をおこなう部屋は750(lx:ルクス)
- 集中監視室、制御室、役員室、電子計算機室 、調理室は500(lx:ルクス)
- 共有空間のうち会議室や応接室は500(lx:ルクス)
- 食堂や受付は300(lx:ルクス)
- 更衣室や喫茶室、給湯室は200(lx:ルクス)
日常的な業務をおこなう事務スペースと共有空間を比べると、共有空間の方が照度が低くてもよいことになります。
目に優しいLED照明
オフィスでよく利用される電球には白熱電球や蛍光灯、LED電球があります。白熱電球はイニシャルコストが安いものの、電気代が高くなり寿命も短めです。逆にLED電球は白熱電球に比べて10倍のイニシャルコストがかかるものの、省電力で寿命も20倍程度長くなります。LED電球は蛍光灯や白熱灯に比べて紫外線を発しないため目に優しく、事務作業に適しています
オフィス照明で無視できない光の色合い
照明にある3種類の色合い
上記のように電球の種類には3種類ありますが、光の色合いにも3種類存在します。
- 電球色(でんきゅうしょく)…オレンジ色がかった暖色の光が特徴です。リラックスしたい場所にぴったりなので、オフィスでは休憩室やエントランススペース、階段、トイレなどに向いています。
- 昼白色(ちゅうはくしょく)…太陽の光にもっとも近い色で、自然な光です。自然な色なのでオフィスのあらゆる場所に向いており、昼光色がまぶしいと感じる場合にこの色を採用すると目に優しくなります。
- 昼光色(ちゅうこうしょく)…白っぽく青っぽい色合いが特徴で、もっとも明るい色になります。青みがかった色は脳を覚醒させるため、集中力を高めたい業務スペースに向いています。ただ光が強いと眩しすぎると感じる可能性があり、照度を調整しなければなりません。
部屋によって光の色合いを使い分ける
オフィスの部屋別に照明の色合いを使い分けることが大切です。リラックスしたい休憩室に細部まで見える青みがかった昼光色では、目や脳が疲れてしまいます。片頭痛の原因になる可能性があるため、休憩室には電球色の電球を採用するのが無難です。実際に業務をおこなうスペースは集中力を高めるために昼光色を採用するのがおすすめですし、壁が白いと光が反射して眩しくなるため昼白色にすると目に優しい光になります。
オフィス照明は照明器具選びが大切
天井に取り付けるタイプの照明器具
広さのあるオフィスでは広範囲を照らす照明器具を選ぶと効率が良くなります。実際にオフィスではどのような照明器具を採用しているのでしょうか?まずは天井に取り付けるタイプの照明器具をチェックしてみましょう。
- シーリングライト…オフィスの天井に直接設置するタイプの照明器具です。広範囲を明るく照らすためオフィスではよく採用されています。天井と一体化した照明であれば自然でインテリアにもなじみます。
- ダウンライト…天井に埋め込むタイプの照明器具で、照明器具が目立たないため天井部分がすっきり見えます。廊下やエントランス、トイレなど部分的に照らしたい場所に採用されています。
- ペンダントライト…天井からチェーンやコードなどで吊して設置できる照明器具で、照明部分がシーリングライトより近くなるため存在感があり、インテリアの一部として活用できます。会議室や応接室などに向いています。
- シャンデリア…ペンダントライトと同じく、天井からコードやチェーンで吊るすタイプの照明器具です。お花をモチーフにしたデザインなど華やかなものが多く、洋風の雰囲気を演出したい応接室やエントランスなどに向いています。
- スポットライト…天井に設置する照明で、照明の角度を手動で変えることができます。エントランスに飾った花や絵画などに当てておくと印象的になります。
天井以外の場所に設置できる照明器具
つぎは天井ではなく床や壁、机の上に設置して使用できる照明器具をチェックしていきましょう。
- スタンドライト…床や机の上に直接設置でき、移動も可能な照明器具をさします。補助照明として使用するため、メインの光源として使用することはできません。照明が暗い場合は机の上に設置し、手元を照らすなどの使用方法があります。
- ブラケットライト…オフィスの壁に設置して使用するタイプの照明器具です。エントランスの壁に設置して社名ロゴを強調したり、補助照明としてトイレやドア上部などに設置することができます。
オフィス照明は内装や電気配線も確認
たかが照明と侮るなかれ
オフィスが暗い、または明るすぎるなどの問題があるときは、照明器具や電球を取り換えることをおすすめします。ただ照明に関する知識をある程度もっていないと、内装の壁の色と電球の色、照度などのバランスをとることができません。オフィスに最適な照度や電球の色合いの基準がありますので、働きやすさや業務の効率化を目指すならこれらの要素をしっかり考えておくことが大切です。
オフィスの照明器具取替は専門業者に
オフィスの照明器具を増設する場合、電気配線を把握しておく必要があります。オフィスビルの電気配線図から、どの場所にどのような配線器具が設置できるのか、事前にある程度つかんでおくと安心です。もちろん照明が眩しい場合は電球の照度を落とす、照明器具を間引くなどの対策があります。電気工事は無資格者が実施することができないため、専門の業者に照明器具取り換え、増設、間引きなどの見積もりを出してもらいましょう。
オフィス照明のことなら「ありがとう屋」にご相談ください
オフィス照明に関するお困りごとがあれば、ぜひ「ありがとう屋」までご連絡ください。昭和56年創業以来「人に喜んで頂くことが、企業として利益に繋がる」という強い信念のもとに、オフィス関連の事業を一貫して続けてきました。オフィスに関するノウハウには自信があります。オフィス照明に対する希望や要望があれば、お気軽にご相談ください。
まとめ
オフィスの雰囲気や印象を決めてしまう照明。その明るさや色合い、照明器具の選び方でオフィスの印象が大きく変わってきます。オフィスの移転やリフォームで照明器具を取り換えるときは、専門業者に相談して見積もりや実際のイメージを教えてもらいましょう。創業以来37年間、オフィス関連の事業一筋にお客様のサポートをおこなっている「ありがとう屋」なら、オフィス照明に関するお悩みやご要望、照明器具の変更などさまざまな相談に対応可能です。いつでもお気軽にお問合せください。
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